小松市議会経済建設常任委員会が21日に開かれ、打越地区と向本折地区における市街地整備について市側が説明した。市街化区域編入や用途地域の変更、下水道区域の変更に向け、都市計画決定の手続きを進めていく。11月17日に市都市計画審議会を開催する予定だ。
両地区ともに組合施行による土地区画整理事業が計画されている。対象エリアは打越地区の22・1ヘクタール、向本折地区の4・3ヘクタールで、現在は大部分が田園となっている。住宅需要を見据え、組合施行による土地区画整理事業を推進し、住居系を中心とした土地利用が図られる。
打越地区は、イオンモール新小松などの商業エリアに近く、延伸整備が進む都市計画道路幸八幡線によって国道8号や加賀産業開発道路などへのアクセスにも優れる。
一方、向本折地区は市民病院に近接。周辺ではドラッグストアなどが軒並み出店し、生活面での利便性が高い地域となっている。
両地区ともに組合設立準備委員会が各種手続きを進めている。今回の都市計画区域区分が変更されれば、同市の市街化区域は2289ヘクタールに拡大される予定だ。