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建通新聞社(中部)
2021/10/22

【三重】伊賀市 上野南部地区の3小学校統合 改修工事を22年度早々発注

 伊賀市は、上野南部地区の小学校3校を統合に向け、依那古小学校の改修工事を22年度早々に発注する。設計をネットワークMI設計共同体に委託しており、2022年2月1日までにまとめる。開校は23年4月を予定している。
 神戸小(上神戸40)、比自岐小(比自岐512)を依那古小へ統合するため、現在の依那古小校舎や屋内運動場などを改修する計画。工期は22年6月から23年5月までの9カ月間を想定している。既設の規模は校舎が鉄筋コンクリート造3階建て延べ2395平方b、屋内運動場が鉄骨造平屋(2階ギャラリー含む)563平方b。統合後の神戸小と比自岐小の跡地利用は未定としている。
 校舎外部の改修内容は、屋上防水や外壁・ベランダのクラック補修、塗装改修、屋上の排水改修、門扉の設置など。内部では、正面玄関の雨漏り改修・美装化、インターホン設置、教室・廊下・階段の床改修、天井・内壁の塗装改修、サッシ・カーテンレールの更新、ステンレス手洗い場の設置、照明のLED化、放送設備の改修、男女トイレの乾式化・間仕切り改修、多目的トイレの設置、給食室の換気扇交換、校長室・音楽室のカーペット床改修などを行う。また、防火設備や消防設備の改修や理科室と音楽室、図工室、家庭科室へ冷暖房設備を設置する。
 屋内運動場の外部工事の内容は、外壁軒裏や外部建具、配管・樋の改修など。内部工事では床や内壁の補修・改修、防球ネット・緞帳・カーテンの改修、照明のLED化、トイレの改修、防火設備の更新を行う。
 この他、運動場へ遊具の新設、正面玄関のバリアフリー化(スロープ設置など)を計画している。
 21年度の児童数は、依那古小が76人、神戸小が53人で両校とも2年生と3年生が複式学級になっている。比自岐小については児童数の減少で07年度に依那古小と暫定統合した。

提供:建通新聞社