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北陸工業新聞社
2021/10/21

【新潟】147出展、422技術が一堂に/けんせつフェア北陸が開幕

 産学官の優れた建設技術を一堂に集めた「けんせつフェア北陸in新潟2021」が20日、新潟市産業振興センターで始まった。新潟県内は4年ぶり11回目の開催となり、きょう21日まで開催されている。
 今回は「インフラDXが未来を変える」のキャッチフレーズ、「みて、ふれて、知る新技術・新工法」のサブタイトルで開催され、出展者数147、422の技術が展示・紹介。また、担い手確保を目的に、2日間で県内の大学・高校など10校約500人が招待される予定。主催者によると、2日間で延べ約5000人の来場者を見込んでいるという。
 オープニングセレモニーでは、フェア実行委員長の松浦利之北陸地方整備局企画部長が開会を宣言。続いて岡村次郎北陸地方整備局長が「今回展示されている技術がどのように北陸地方の地域づくりに活かされ私達の暮らしに関わっているのか見て、触れて、知って頂き、建設事業に関する理解を一層深めて頂ければ」とあいさつ。来賓の岩見吉輝国土交通省総合政策局公共事業企画調整課長が「屋外でICT建設機械や測量機器の実演や操作体験ができる工夫がなされており、屋内の展示技術を含め生産性の向上と魅力ある建設現場への実現に向けて大いに貢献するものと期待している」と述べた。その後、関係者によるテープカットが行われ、屋内展示がスタートすると建設企業が設置した各ブースをはじめ多くの来場者で賑わいを見せていた。
 また、日本キャタピラー合同会社販売促進部テクノロジー営業支援課の佐々木秀史課長が「デジタルプラットフォーム型建設機械による新しい建設現場」、第109代土木学会の谷口博昭会長が「「令和」の暮らしとインフラ・建設業」を演題にそれぞれ講演。
 開催期間中は屋外展示場で体験型のICT特設展示場が設置され実演・操作体験のほか、展示技術プレゼンテーション、近隣の大学・高専・専門学校・工業系高校の学生を対象とする「合同企業セミナー」も同時開催される。
 なお、きょう21日には金沢工業大学革新複合材料研究開発センターの鵜澤潔所長が「けんせつ分野への複合材料適用動向と金工大ICCの取り組み」、ネクスコ東日本新潟支社道路事業部の久保竜志部長が「安全・安心を次の世代に−NEXCO東日本の維持管理DX−」、北海道開発局事業振興部機械課の合田彰文課長補佐が「ICTを活用した除雪現場省力化の取組「i−Snow」について」、北陸地方整備局北陸技術事務所の浦澤克己副所長が「ICT活用による除雪トラック作業装置自動化の取り組み」を演題にそれぞれ講演が行われる。

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