道端組(福井市長本町)の安崎盛治氏が、21年度の優秀施工者国土交通大臣顕彰、建設マスターに輝いた。
優秀な技能と技術、さらに後進の指導や、育成への多大な貢献が高く評価された。
現在は、九頭竜川定広地区他堤防拡築工事に携わり、監理技術者を務める。「川の工事は、雨量に強く関係し、天候や季節の変化など、つねに気配りが必要な、自然相手の仕事」と端的に紹介する。
20年ほど前、河川工事を任され、それを機に、ご縁が深まり、今では一目置かれる存在となった。「河川工事は、対象域内(川の周辺)の仕事で、まちなかを通る道路工事とは全く様子が違う」と指摘。その特徴を踏まえ、現場代理人として日々、創意工夫し、切り盛りに徹している。
特に若手社員へは、「難しい点などは、ドンドン質問してほしい」と求めて、温かい眼差しを向ける。
先輩として、「一方通行にならないよう。言いやすい雰囲気づくりを」と心掛け。「直ぐには答えを言わない努力」も重ねる。
女性活躍へも期待感は強く、従来(自分の若い頃)の枠にとらわれない、柔軟な発想で臨む姿勢だ。
今後の抱負は、「建設マスターの名に恥じないよう」益々の活躍を誓う。また、建設業の魅力は「苦労はしても、地元の住民の皆さんから、奇麗になったね。ありがとう」と、声をかけられる経験が大きいと言う。
土木仕事は、完成してしまえば、すべてが地下に埋まって、見えなくなってしまう。「下水道は、表面にはマンホールしか見えないわけ。でも、知る人ぞ知るで、目には見えないが、自分は知っている、という、専門的で確かなプライドと、自負心を持つことができる。これも魅力なのではないか」と、仕事の奥深さを話した。
やすざき・せいじ
55歳 土工
坂井市在住