新庁舎整備事業を進める美濃加茂市は、基本計画を2021年度末までに策定するため11月から市民説明会を開く。当初は21年内の策定を目指していたが、新型コロナウイルスの影響で市民説明会が開けず、計画がずれ込んだ。
緊急事態宣言などの解除を受け、市民説明会を11月から12月にかけて市内8カ所で行う。説明会では、19年に行った意見交換会への返答と候補地の比較検討などについて説明する。
22年1月には、計画案の公表とパブリックコメントの募集を予定している。その後説明会とパブリックコメントを踏まえた修正を行い、21年度末の計画策定を目指す。22年度は、PFIなどの事業手法の検討と、手法決定後に基本・実施設計の委託を予定している。
基本構想策定はミユキデザイン(岐阜市)が、基本計画策定とイメージ画作成は玉野総合コンサルタント岐阜事務所(岐阜市)が担当している。
新庁舎の想定規模は、庁舎機能が約7200平方b、商業機能やコンベンション機能が2000〜3000平方b。構造や階数などは未定。建設地はJR美濃太田駅南地区のシティホテル美濃加茂(太田町2565ノ1)周辺を最有力候補地としている。21年度当初の計画では、完成時期は27年度としていた。
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建通新聞社