三島市は、新庁舎の整備に民間活力を導入するため、サウンディング型市場調査を実施する。参加申込書を11月15日〜12月24日に受け付け、2022年1月10日〜3月18日までの期間で順次対話を実施。4月ごろに結果の概要を公表する予定だ。
現段階での整備計画によると、既存本庁舎の本館(延べ4418平方b)・西館(延べ2052平方b)・屋外文書庫(延べ470平方b)・情報センター(延べ190平方b)の他、中央町別館(延べ2395平方b)、大社町別館(延べ895平方b)を統合し、新施設に集約する。
新庁舎の延べ床面積は約1万3200平方bを想定。建設地の候補は、現在地である北田町1443ノ1他(敷地面積=約7000平方b)と、南二日町広場(同約3万4000平方b)の2カ所で、23年度に決定する方針だ。
今回のサウンディングでは、新庁舎整備に向けたPFI手法などに関する提案を建設候補地ごとに求める他、跡地の利活用方法についてもアイデアを募る。
新庁舎の建設、既存建築物の解体、仮設庁舎や駐車場整備などの事業費(建設時)は、北田町が115億2840万8000円、南二日町が84億6609万6000円と試算している。
サウンディング調査後のスケジュールは、22年度に基本構想、23〜24年度に基本計画を策定。25〜27年度に基本・実施設計をまとめ、28〜30年度に工事を実施する予定だ。供用予定は31年度。
現在の本庁舎は1960年、中央町別館は59年の建設で、いずれも建築後60年以上が経過し、老朽化が進んでいる。市ではこれまで、新庁舎整備に関する市民アンケートや市民会議を実施した他、新庁舎建設検討委員会を立ち上げ、詳細を検討している。
提供:建通新聞社
(2021/10/18)
建通新聞社 静岡支社