磐田市は、消防庁舎(磐田市今之浦2ノ14ノ2)の老朽化対策として移転新築を計画しており、2021年度中に基本構想を策定する。22年度以降で基本計画の策定と移転候補地を決定する。また、5カ所の分遣所の整備については消防庁舎適正配置方針に沿って進める方針だ。
同方針によると、移転先の条件は敷地面積8000〜1万平方bであることや住宅密集地でないこと、大型車両が通行可能な道路に面していること―など。現消防署と管轄地域が重なる「中心市街包含型」と、市街地北部など郊外に消防署を設置する「自然災害時拠点型」のいずれかに沿う形で移転先を決定する。
現消防庁舎は1982年に完成、老朽化とともに手狭になってきていることなどから改築を打ち出した。規模は鉄筋コンクリート造一部鉄骨造3階建て延べ3026平方b(敷地面積は5329平方b)。移転後、「中心市街包含型」の場合は解体、「自然災害時拠点型」の場合は現消防庁舎を出張所として一時的に利用する予定だ。
提供:建通新聞社
(2021/10/15)
建通新聞社 静岡支社