日本工業経済新聞社(群馬)
2021/10/14
【群馬】太田市は実施計画を明らかに
太田市は2022〜24年度の3カ年実施計画をまとめ、14日に明らかにした。3カ年で341億6902万2000円の投資的経費を算定している。主な事業として、(仮称)太田西複合拠点公共施設建設事業の用地買い戻しおよび建設工事を22年度から実施。事業費を2カ年で19億5000万円とした。(仮称)西部消防署庁舎等建て替え事業には解体工事を含め、2カ年で約5億円の工事費を算出している。
複合拠点公共施設は21年度は基本・実施設計を平田晃久建築設計事務所(東京都港区)が担当。ワークショップの市民意見を参考にして設計をまとめている。工事は22年度に着手し、2カ年で進め、24年度の供用開始を目指すスケジュールとなる。
建設は新田庁舎や新田図書館の老朽化に伴い計画。施設は新田金井町にある新田庁舎周辺エリアの約2万5000uに、延べ床面積3300u規模で計画。土地は太田土地開発公社から買い戻すこととなる。図書館や保健センターなどのほか、子育て支援スペースや市民の交流スペース、カフェや物販といった商業施設などを想定している。
(仮称)西部消防署の建て替えは現在、アークプランニング(太田市)が設計業務を進めている段階。敷地面積は3768u。事務棟は1988年に建てられ、S造2階建て、延べ床面積711u。2カ年で工事を完了させ、完了次第、既存の事務棟を解体する。工事費は2022年度に3億4179万円、23年度に1億5747万8000円の内訳となる。
また、消防関係では消防本部・中央消防署改修事業にも工事費を算出。小型車庫棟などの工事費に8000万円を盛り込んだ。
このほかの主要事業は次のとおり。
【(仮称)太田市外三町広域斎場整備事業】
太田市、千代田町、大泉町、邑楽町の一市三町広域連携による新斎場の整備を本格化させる。22年度、23年度は基本設計および実施設計を行う。24年度の工事を予定し、工事費は2億1000万円を算出。3カ年で計5億5650万円の事業費としている。
【スケートパーク整備事業】
北部運動公園の北広場にスケートボードなどの専用施設を計画。22年度に測量設計、23年度に工事を行う。測量設計費は750万円、工事費は1億4200万円で2カ年で計1億5000万円の事業費。
【小中学校大規模改造事業(質的整備)トイレ改修事業】
3カ年で工事費1億円を算出。設備機器、配管類、床、天井、ブースなどの老朽化が著しいために各校での工事を進めていく。