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建通新聞社(神奈川)
2021/10/13

【神奈川】県住供公ビル大規模改修 DB方式で公募

 神奈川県住宅供給公社は自社ビルの大規模改修を行うため、設計・施工一括で請け負う企業者の公募を開始した。資料を10月14日〜11月5日まで配布し、参加の申請を11月9日に受け付ける。技術提案書の締め切りは2022年1月31日。3月上旬に企業者を決める。事業期間は3月〜24年3月とし、工事には23年1月以降着手する。完成、引き渡しは24年3月。
 参加資格は、2者以上のJVで、1者以上は県内に事業所がある者。代表構成員(改修工事の主担当企業者)の参加資格は「建築一式(等級A)」で、設計監理の主担当企業者やそれ以外に設計と工事監理を担当する者は「1級建築士事務所」の登録が必要。このほか施工実績や業務実績、技術者要件有り。
 現在のビルは鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上11階建て延べ1万0362平方b。1973年に完成した。
 技術提案で▽トイレ・給湯室の改修計画▽地階平面計画▽2階平面計画▽11階平面計画▽感染症予防対策▽LCC・LCCO2の低減―の見直し計画や維持管理計画を求める。このほかアスベスト対策として、設計業務で含有分析調査も実施する。
 築後50年近く経過し、電気や給排水設備などの老朽化や劣化が進んだため「快適な執務空間」「ライフサイクルコストの低減」「自然災害発生時の事業継続」「完成症予防対策」に重点を置いた改修を実施し、建物の長寿命化を図る。
 所在地は横浜市中区日本大通り33の敷地1474平方b。
 基本設計書の作成は2020年度に梓・金子設計JV(横浜市中区)が担当した。提供:建通新聞社