西川電業(福井市御幸3丁目)工務部の赤井常治課長が、21年度における優秀施工者国土交通大臣顕彰の建設マスターに輝いた。
今の気持ちは、「推薦していただいた会社や業界団体、行政関係者のみなさまに、感謝でいっぱい」と、受賞の喜びをあらわした。
この栄誉を契機とし、「もっと頑張らねばいけない。もっと頑張りたい」と重ね、使命感や、願望を示した。
入社当初から振り返り、「電気通信の分野は未開拓で、以来、若手を少しずつ増員。ここ5、6年で、やっとチームらしくなってきた」と感慨深く、手ごたえは十分。氏が先頭に立ち、資格取得から、社員教育にも率先した自信が満ち溢れた。
建設マスターの受賞は、本人の高い技術力はもちろん、チームをけん引する力、リーダーシップが高く評価されたための栄誉。「自分が動くよりも、若手にどう教えるか。今一番のテーマ」と掲げ、教育者としても研鑽を積む。常に全体(チーム)を見渡し、若手の成長に日々心を砕いている。
モットーは、お客様をメインに据え、「要望に応えながら、要望以上の満足を、お届けすること」と明快。「アフターサービスなど、目に見えない部分こそが大事」と、経験則を披露する。
チームを設定してくれた会社(西川政弘社長)に対しても、感謝とリスペクトの念がたえない。また、女性活躍に関しては「なくてはならない存在で、(男性とは)本当に良きパートナー」と強調。「現場が頭脳なら、内業は心臓だ」と例え、内業の書類関係や図面作成の重要性を説く。今後の抱負は「西川ブランドを、一層高めるために貢献したい。人材育成に注力し、益々プライドを持って、現場に従事していきたい」と、力強く話した。
あかい・ひさはる
45歳 電気通信工 永平寺町在住