徳島県は、現場技術者の負担軽減を目的に「工事関係書類等の適正化ガイドライン」を改定した。生コンクリート使用承諾願を廃止し、「材料使用承諾願」に生コンクリートに関する記述を含めた。「建設資材使用実績報告書」は廃止とするなど、受注者の負担軽減に配慮した。
新たなガイドラインでは「木材使用実績報告書」は「任意仮設における県内産木材購入実績報告書」に変更し、請負代金額500万円以上かつ工事成績評定を行う工事で「任意提出」とした。休日・夜間作業届の様式は簡素化した。
県独自に施工体制台帳への記載を求める警備業者や運搬業者等は建設業法に該当しないため、建設業法施行規則の改正により施工体制台帳への添付が義務付けられている作業員名簿は提出不要とした。工事関係書類の押印は、契約書など一部を除き、不要(押印廃止)とし、土木工事主要提出書類チェックリストはハンコレス(押印を廃止した提出書類)の項目を追加した。
工事写真は監督員、現場補助員または現場技術員が臨場して段階確認した箇所は、出来形管理写真を省略でき、臨場時の状況写真は不要とした。
提供:建通新聞社