建設新聞社
2021/10/12
【東北・宮城】登米市が米山地区公共施設複合化の基本構想プロポ
宮城県登米市は11日、米山地区公共施設複合化整備事業の基本構想策定業務について、受託者を選定するため公募型プロポーザルの手続きを開始した。
質問は今月20日まで、参加表明は同22日から11月1日まで受け付ける。資格審査結果を11月4日に通知した上で、同日から11日までに提案書の提出を求め、同17日にプレゼンテーションを開催。同19日の審査結果通知を予定している。
参加資格は、市の建築関係建設コンサルタントの建築一般部門の登録を受けた単体またはJVで、いずれも庁舎・学校・公民館施設などに関する複合化施設の計画策定もしくは類似業務の実績を有することなど。
米山地区の公共施設は昭和40年代後半から50年代に建設された施設が多く、老朽化が著しいことから複合化による更新を計画。持続可能な多世代交流拠点としての整備を目指している。
複合化の対象となる既存施設は、米山地区内の▽総合支所▽公民館▽体育館▽陶芸館▽木工加工所▽車庫兼倉庫▽消防ポンプ車置場▽テニスコート―。これらの施設機能に加え、同地区の統合小学校および児童館の機能を含む新たな複合化施設を、同市米山町西野的場地内で現在は総合支所などが建つ敷地内に建設する。
今回の業務は、事業手法など整備方針や目的の整理、施設規模の検討、概算事業費の算定、想定スケジュールの作成、管理運営計画、イメージ図の作成などを実施。また、機能や活用方法について市民アンケート調査なども行う。履行期限は2022年3月31日まで。委託上限額は790万6800円(税込み)以内とする。
提供:建設新聞社