建設新聞社
2021/10/12
【東北・福島】3.2億で大建設計に委託/浪江町の復興牧場基本・実施設計
福島県浪江町は、公設民営方式で棚塩地区に整備する酪農用復興牧場の基本・実施設計業務を3億2000万円で大建設計に委託した。制限付き一般競争で9月27日に開札した案件で、応札は同社のみ。予定価格は4億0403万9000円だった。
復興牧場は、浪江町棚塩地内の棚塩産業団地南側24・13fに最大約2000頭が飼育可能な牛舎などを整備し、県内最大の酪農施設とするもの。また、生産予定の液肥や堆肥は、町内の農地の地力回復に活用するなど、町では東日本大震災からの酪農業再生拠点に位置付けている。運営は福島県酪農業協同組合などが設立する子会社への委託を予定している。
施設は21棟で構成し、合計延べ面積は4万9210平方b。主な施設は牛舎7棟がS造、延べ計2万2116・46平方b、研修棟がW造、延べ733・69平方b、バイオガスプラントがRC造、延べ2781・46平方bとなっている。
今回の業務は基本・実施設計一式で、履行期限は2022年12月28日まで。造成設計は建設技術研究所に委託している。
着工は23年度で、25年4月の供用開始を目指す。
提供:建設新聞社