倉敷市は、設計・施工一括のデザインビルド方式で整備する大高小学校調理場・校舎整備事業の優先交渉権者を目黒建設グループに決定した。構成員は榊原建設、丸川建築設計事務所、リスプ、アイホー。2023年6月の調理場、校舎、プレハブ倉庫完成、その後解体、渡り廊下などを整備し24年3月の事業完了を目指す。
同グループの提案は、給食調理場と校舎を合築し運動場を広く確保する配置計画で、将来的に教室を増設できるなど配置の柔軟性が確保されている点。また、BIM(ビルディングインフォメーションモデリング)の活用、通級指導教室に前室として畳コーナーを置く工夫などが高く評価された。調理場については、非常に高い衛生基準に対応し、特にアレルギーに対応するための新しい厨房(ちゅうぼう)機器の導入など将来を見据えた提案が評価された。
新施設の概要は、調理場(900平方b程度、提供食数1500食、ドライシステムなど)、校舎(1800平方b程度、エレベーター1基、多目的トイレを各階1カ所設置、既存校舎とのバリアフリー化、通級指導教室13室以上、プレイルーム2室、通級指導用職員室1室、普通教室8室以上など)。その他クラブハウス(49平方b程度)、プレハブ倉庫(20平方b程度)、駐車場80台以上、自転車置き場15台程度など。
場所は堀南621。敷地面積は3万0122平方b。
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提供:建通新聞社」