建設業労働災害防止協会(今井雅則会長)、建設業労働災害防止協会京都府支部(小ア学支部長)は7日・8日の2日間、第58回全国建設業労働災害防止大会in京都を京都市左京区の国立京都国際会館で開催。初日の7日は京都国際会館メインホールで総合集会を行った。
京都での初開催となる第58回全国大会のスローガンは「仲間の命を守るため 小さな危険も見逃さない 安全確保に妥協なし」。
総合集会で今井会長は「この京都大会は、会員をはじめ多くの関係者が一堂に会し、心新たに安全衛生水準の向上に尽力することを誓うとともに、最新の安全衛生情報と効果的な安全衛生管理ノウハウを共有することができるなど、安全意識の高揚を図る上で極めて有効な機会と考えております」「ご参加いただいている皆様には、この京都大会で得た情報や知識を最大限に活用して安全衛生水準の向上を図り、今後、より活発な安全衛生活動に努めていただくよう、切にお願い申し上げます」などと述べた。
来賓を代表して後藤茂之厚生労働大臣(代理)、斉藤鉄夫国土交通大臣(代理)、西脇隆俊京都府知事、門川大作京都市長が大会の成功に祝いの言葉を送った。
大会実行委員長の小ア京都府支部長は、「京都市で初めて第58回全国建設業労働災害防止大会の開催にあたり、全国各地から会員企業を代表されます多くの皆様にご参加得られましたことは、京都府支部として大変光栄であり、心より歓迎を申し上げます」と歓迎のことばを述べ、続いて京都の歴史、四季折々の魅力に触れた後、「改めて第58回全国大会がここ京都で開催できますことは、京都府支部として大変幸せに感じております。これを契機に今後一層、労働災害防止に努めることをお誓い申し上げます」と決意を述べた。
その後、安全衛生功労者に対する表彰・顕彰基金による顕彰《=詳細は次号掲載》、本多敦郎大会副実行委員長による安全の誓い、講演「労働安全衛生行政の動向」(講師は武田康久厚生労働省労働基準局安全衛生部長)、講演「明智光秀の謎に迫る」(講師は小和田哲男静岡大学名誉教授)などが行われた。
7・8日の両日に京都国際会館ニューホールで安全衛生保護具・測定機器・安全標識等の展示会も同時開催。