多治見市は、発達支援センター「なかよし」と「ひまわり」の統合計画関する方針を明らかにした。それによると、統合施設の建設候補地は旧菫南幼稚園としている。今後の予定としては、2022年度に設計を、23年度に工事を行い、24年度の開設を目指す。
「なかよし」「ひまわり」の両施設とも老朽化が進んでおり、また多様化するニーズへの対応が必要であったことから、施設を統合し、療育の質の底上げを図る。
整備手法としては、鉄骨造の建物3棟を解体し、既設の鉄骨コンクリート造の建物2棟を改修した上で必要に合わせて増築する形を想定している。想定延べ床面積は約1100平方b。詳細については今後委託する設計の中で決める。想定建設事業費は約3億9960万円。また「なかよし」「ひまわり」の両施設の扱いについても未定としている。
旧菫南幼稚園跡地の敷地面積は3124平方b。所在地は脇之島町7ノ59。
「なかよし」は鉄骨造一部木造平屋436平方b。所在地は元町3ノ28。「ひまわり」は鉄骨造平屋1029平方b。所在地は笠原町字中原1194ノ1。
旧菫南幼稚園は学校法人渓泉学園が経営していたが、少子化などを背景に20年3月に閉園、同年12月に多治見市へ土地と建物を無償譲渡した。
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建通新聞社