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日本工業経済新聞社(群馬)
2021/10/05

【群馬】藤岡市は22〜24年度の3カ年実施計画示す

藤岡市は2022〜24年度の3カ年実施計画をまとめた。主な事業として、期間内だけで30億円超を投じる複合施設建設事業をはじめ、24年度完成を目指す新火葬場建設事業、22年度に詳細設計を行う上の山浄水場更新事業を盛り込んだ。新規事業には、22年度に初弾工を計画する市道124号道路改良事業(本郷・神田・矢場)などを掲げている。投資的事業の3カ年合計事業費は173億1016万3000円と算定している。
複合施設建設事業は、藤岡931−1ほかの敷地約2万5000uに図書館機能や文化・交流機能、保健センター機能をもつ複合施設を建設する。新施設の延べ床面積は5300u。構造や階数は佐藤総合計画(東京都墨田区)が22年3月31日の履行期限で進めている基本設計で検討する。22年度は6億722万2000万円で新施設実施設計や外周道路の測量設計、用地買収を行い、23年度に14億2221万4000円で新施設建設工事や外周道路および外構整備などに着手、24年度も建設工事や外周道路、外構整備などを進める。事業費として14億4851万4000円を位置付けている。25年度の事業完了を目指す。
新火葬場建設事業は、既存施設の偕同苑(藤岡770)の老朽化や今後の火葬需要の増加が見込まれるため新施設を建設。新施設は第3駐車場西側に隣接した畑地3233uに整備する。敷地面積は8815・07u。新施設は平屋で、床面積1579uを想定する。火葬炉は4基設置する計画。既存施設は新施設供用開始後の25年度に解体する見通し。現在、年内の基本設計業務の委託へ準備を進めている。当初予算で委託料2134万円を確保している。22年度が433万4000円で用地測量、補償算定を実施。23年度は1億2123万8000円を投じ、実施設計や用地買収を行う。24年度には11億9148万円で建設工事や工事監理を実施する。
1964年に建設された上の山浄水場の更新事業は、鬼石地区中心部へ安定した給水を確保するため行う。同浄水場は浄法寺系配水池、三波川系配水池、鬼石・浄法寺系配水池の3池で構成。2022年度に2500万円で詳細設計を予定している。工事は23〜24年度の2カ年で総額8億円を投じ実施する。内訳は23年度が3000万円、24年度は7億7000万円。基本設計はNJS(東京都港区)へ委託し進めている。
市道124号道路改良事業(本郷・神田・矢場)は、同線と主要地方道前橋長瀞線の三名湖入口交差点から主要地方道神田吉井停車場線までを結ぶ1358m区間を対象に拡幅。22年度工事着手、29年度事業完了を目指す。22年度は工事費と電柱移設費用として5000万円、23年度と24年度にも工事費として5000万円を位置付けている。
このほかの主要事業は次のとおり。
【国道17号横断公共下水道(雨水)整備事業】
◇23年度=詳細設計、1500万円◇24年度=管渠築造工事、2億円
【橋梁長寿命化整備事業】
◇22年度=橋梁点検、橋梁補修、橋梁長寿命化計画更新、3億2326万円◇23年度=橋梁点検、橋梁補修、3億1650万円◇24年度=橋梁点検、橋梁補修、詳細設計、1億1350万円
【小・中学校体育館改修事業】
◇22年度=設計(美九里東小、美九里西小)、工事(藤岡第一小、鬼石北小)、2億1109万円◇23年度=設計(平井小)、工事(美九里東小、美九里西小)、1億6357万9000円◇24年度=工事(平井小、東中、北中、西中)、1億6268万8000円
【公民館大規模改修事業】
◇22年度=工事(美九里、日野)、1億8284万8000円