東かがわ市は、民間ノウハウを活用するため、DBO方式(公設民営)で整備する「東かがわ市温水プール整備運営事業」の委託先を決めるため、公募型プロポーザルの手続きを開始した。参加表明書、参加資格審査申請書を10月18〜25日に受け付ける。
参加資格は設計企業と建設企業、工事監理企業、維持管理企業、運営企業で構成するグループで同一企業が複数業務を担当することも可能。ただし工事監理企業と建設企業を兼ねることはできない。設計、工事管理、建設、維持管理、運営でそれぞれ参加資格要件を設けている。建設企業の参加資格要件は東かがわ市の入札参加資格者名簿で建築一式の合計点数1000点以上(複数の場合は代表者)で、25b以上の屋内プール施設新築の施工実績があることなど。参加資格要件とはしないが、現地見学会を10月5日、個別対話を10月28〜29日に行う。
2022年1月に優先交渉権者を選定し、2月に基本協定を締結。設計・建設期間は事業締結日から24年3月31日まで、開設準備期間は指定管理協定締結後(23年度)から6月30日まで、維持管理・運営期間(指定管理期間)は24年7月1日から39年3月31日(14年9カ月)までとなっている。事業の上限価格は施設整備費11億7000万円(税抜き)、維持管理運営費16億3500万円(税抜き)。
同事業では、老朽化した引田温水プールを旧白鳥小学校跡地(白鳥525他)の敷地面積約1万7600平方b(白鳥コミュニティ協議会管理部分含む)に移転、新築する。プール、トレーニング、供用、外構のそれぞれのエリアで構成し、施設面積約2200平方bを想定している。プールは25bで7レーン以上や歩行者用、ジャグジーなどを整備。供用エリアは会議室やコミュニティスペース、プール観覧席を配置。駐車場は150台以上整備する。
また、事業者の自由提案で施設外部の広場、空地スペースを利活用する。
提供:建通新聞社