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建通新聞社
2021/10/05

【大阪】府住供 41億でみのお団地建替提案競技

 大阪府住宅供給公社はみのお団地・みのおB団地・みのおC団地の建替事業提案競技を実施する。建て替え後の新しい住棟として若年世帯や子育て世帯などの入居を促進する「(仮称)OPHみのお」の整備計画などの提案を求める。参加申し込みは11月22日〜2022年1月14日、事業提案書は22年2月15日に受け付け、3月下旬に選定結果を通知する。建設工事等提案価格の上限額は41億1070万円(税込み)。選定した事業者が設計・施工を一括する。
 既存住棟1〜12号棟の用地で建て替える。建設地は箕面市箕面4ノ9。敷地面積は約2万1150平方b。用途地域は第一種中高層住居専用地域(建ぺい率60%、容積率200%)。戸数は162戸、集会所(独立棟)などを整備する。鉄筋コンクリート造、5階建て以下などの条件がある。
 事業内容は各種設計、仮囲い設置工事、既存建物など解体工事、公社住宅など建設工事(ガス設備機器工事除く)、インフラ切り替え工事など。
 提案内容は整備計画(屋外空間計画、動線・サイン計画、間取り、防犯、災害対策や再生可能エネルギーなど)、整備費用、整備スケジュール。
 OPHみのおのコンセプトは「『潤環』育む集合住宅〜暮らしの潤いが巡る〜」。提案のポイントには▽入居者専用共用広場で入居者の暮らしに安心感とやすらぎを与え、人とのつながりをつくる工夫▽豊かな自然と魅力的な空間を創出するランドスケープデザイン▽敷地外からエントランス、入居者専用共用広場とのつながりの工夫▽敷地周囲の防犯に配慮しながら、家路を誘導する温かな照明計画の工夫▽再生可能エネルギーや省エネなど、環境にやさしい設備導入や災害に備えた住まいの工夫―などを求める。
 既存建物は鉄筋コンクリート造4階建て20棟。戸数は440戸。この他、集会所、駐輪場などが残る。
 事業者を選定した後、基本協定書を22年4月下旬、業務委託契約を22年5月中旬、工事請負契約を23年5月に結んで着工。24年6月の完成を目指す。

提供:建通新聞社