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建通新聞社(中部)
2021/10/04

【愛知】豊川市 八幡地区工場跡地活用で基本協定

豊川市は9月30日、八幡地区工場跡地活用事業で、豊川市土地開発公社と開発を行う大和ハウス工業岡崎支社との3者で基本協定を結んだ。同事業は、先導的なアイデアやノウハウを活用した戸建て住宅を供給する民間事業者をプロポーザルで公募していた。2022年夏ごろから造成工事に着手する予定で、同市では初めてとなる無電柱の住宅団地になる。
 事業用地は、名鉄八幡駅に近い日立製作所豊川事業所の跡地で、所在地は豊川市白鳥町野口前9ノ117他。敷地面積は2万0810・83平方b。住宅区画面積1万5449・54平方bで、開発道路面積4525・18平方b。住宅の区画数96区画で、平均宅地面積は160・93平方b。同公社が10月下旬に土地を引き渡す。
 住宅団地では、太陽光発電システムの導入や再生可能エネルギー電力の施工現場利用などの環境配慮と、まちのにぎわい創出に向けた施策を推進する。具体的には、街全体を無電柱化するとともに、96区画の全ての戸建て住宅に太陽光発電システムを標準採用する。
 この他、在宅勤務ができるテレワークスペースや、家事シェアハウス、抗ウイルスコーティングと換気システム、空気清浄などを提案する。
 早ければ、23年春ごろから販売し、入居が始まる見通しで、隣接地で整備が進む「イオンモール豊川」の開業時期に重なることから、八幡地区の街並みは大きく変貌することになる。

提供:建通新聞社