最優秀案に山下設計・三浦慎建築設計室設計JV
本設計は2022年度から
軽井沢町は9月29日、公募型プロポーザル方式で設計者の選定を進めていた「庁舎改築周辺整備事業」の審査結果について会見を開き、最優秀提案者と優秀提案者を公表した。
最優秀提案者は山下設計・三浦慎建築設計室設計共同企業体(以後JV)、次点となる優秀提案者は坂茂建築設計。今後、最優秀提案者との間で企画提案書に記載された項目に基づき協議を行い、契約仕様書を定めた後に随意契約で契約を締結する。今年度内は基本計画を主に進め、設計作業は2022年度からとなる。
これまでの選考過程は、8月6日に行った一次審査で提案提出者20者から審査通過者◇北川原温建築都市研究所◇隈研吾建築都市設計事務所◇佐藤総合計画◇シーラカンスアンドアソシエイツ◇坂茂建築設計◇藤本壮介建築設計事務所・第一設計JV◇山下設計・三浦慎建築設計室設計JV―の7者に絞り込み、9月28日の公開プレゼンテーションとヒアリングによる二次審査で最終決定した。
事業日程はそれぞれ、新庁舎が22年度に基本設計、23〜24年度に実施設計、25〜26年度の2カ年で本体工事、27年度に開庁および外構工事・現庁舎解体に着手する。複合施設は、26年度に基本設計、27年度に実施設計、28〜29年度の2カ年で工事着手、30年度に現中央公民館を解体する。
同事業は、現庁舎の老朽化や防災拠点としての機能不足、加えて周辺の公共施設の老朽化などの課題解消を目的に、庁舎の建て替えと周辺施設の代替施設となる複合施設を建設するもの。整備予定地は、軽井沢町長倉2381番地1ほか(敷地面積約3万2800u、第1種住居地域)。委託上限額は提案参考額として税込1億0700万円が提示されていた。
提供:新建新聞社