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日本工業経済新聞社(群馬)
2021/10/01

【群馬】群馬水道企業団は新築工事を計画

群馬東部水道企業団は、みどり支所(みどり市大間々町大間々1511)の移転新築工事について、年内の一般競争入札公告に向けて準備を進めている。当初は6月ごろの公告を見込んでいたが、一部で設計の変更が生じたために遅れたかたち。一般競争は建築・電気・機械を一括して公告し、非常用発電機の設置工事は別途2022年度に発注する予定。建設工事費は2億円程度が見込まれている。
新支所は23年1〜2月の完成、3月ごろの移転完了を目指す。また、検討事項としていた年間のエネルギー消費量をゼロとするネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)の導入も行うこととなった。
新支所建設費は当初予算の拡張工事費11億9969万2000円の中で確保しているが、配水管拡張工事費も含んでおり、建設費単独での予算額は明らかとしていない。基本計画では1億5900万円を試算しており、造成費用などを含めると、2億円前後が想定される。
設計業務は石井設計(前橋市)が担当した。地質調査業務はプロファ設計(伊勢崎市)が手掛けた。
建設地はJAにったみどり本店(笠懸町鹿235−2)の北側で、現在はさら地。用地地域は無指定で、建ぺい率70%、容積率は400%。県道大間々世良田線沿いとなる。用地買収は完了済みで、敷地面積は約2900u。
新支所の延べ床面積は約530u。駐車場必要台数は60台程度となり、平置き駐車場を計画。災害時の給水拠点ともなるため、業務継続性の確保なども考慮し、支所機能だけでなく、住民交流スペースなども整備する。災害時の一時避難スペースや支援物資の受け入れなども行う。
外観計画では周辺環境との調和を考慮したデザインとし、環境との共生に配慮して敷地内に緑化を計画している。
設置する太陽光発電設備は自家消費型太陽発電を採用。総出力は30kWとなる。
同支所は現在、みどり市役所大間々庁舎の2階を拠点にしており、24人の職員が勤務する。市が策定を進める個別施設計画で市庁舎の集約を位置付けたことを受け、移転を計画した。