福井県建設業協会の建設青年委員会が再生し、一層親会と連携を図り、諸課題の解決へ向かうこととなった。辻広昌平委員長は、従来機能を継承し、「さらにバージョンアップして臨みたい」と意欲を示した。親会の坂川進会長も、支援を惜しまない意向で、一層の活躍にエールを送った。
建設青年委員会の構成メンバーは、協会加盟企業の若手経営者ら32人。このうち代表委員を11人選出。27日にも会合が持たれ、結束を強化している。会合後、役員4氏に揃って聞いた。人手不足などの課題に危機感を共有し、将来への連帯感に、どう切り替えるのか?
辻広委員長は、「業界を良くしていくためには、(若手同士の)横のつながりをさらに強くし、世の中に向けて、建設業の良さを発信して、理解をしてもらうことが大切。それが我々の使命」と力強く抱負を示した。
道端氏は、「盛り上げていくだけではなく、次につなげることが大切。堅苦しいことは抜きにして。自分たちも楽しみながら、ドンドン意見を出し合い、建設業の魅力を発信したい。ラフに、フランクに」と強調した。
谷口氏は、「若い世代のフレキシブルで斬新な発想を生かし、結束を固めたい。今はまだ会社の役員同士のつながりかもしれないが、ゆくゆくは建設業に従事する、すべての青年世代が一つの輪をつくれるぐらいにしたい」と、構想を描いた。
半澤氏は、「少子高齢化で、若い社員は孤立しがち。社員の少ない会社では、20代が一人のケースも多く、孤独感が強いのでは。いきなり社員レベルの交流は難しいので、我々が従事者の代表として、まずは率先したい」と、発展的に話した。
代表委員
■委員長
辻広組
辻広昌平取締役副社長 福井
■副委員長
道端組
道端健太代表取締役社長 福井
高野組
谷口康介常務取締役 丹南
■幹事
半澤組
半澤政人常務取締役 坂井
■委員
大協建設
山本喬代表取締役 福井
高茂組
石塚義崇代表取締役専務 大野
坪内建設
坪内翔二郎取締役 勝山
清水組
上野正人土木部長 丹南
KiKi
林孝行代表取締役 越前
寺川建設工業
寺川誠代表取締役 敦賀
直組
山本真専務取締役 若狭