北陸地方整備局金沢河川国道事務所による国道470号(能越自動車道)「輪島道路(1期)」及び「輪島道路(2期)」の残工事費(21年度〜)は、1期の三井IC(仮称)〜のと里山空港ICが61億6500万円、2期の輪島IC(仮称)〜三井IC(仮称)が160億800万円であることが、28日開かれた21年度第2回北陸地方整備局事業評価監視委員会(委員長・阿部和久新潟大学工学部教授)の説明資料で明らかになった。
輪島市杉平町(輪島IC(仮称))〜三井町洲衛間(のと里山空港IC)11・5キロを結ぶ輪島道路では、先行(12年度〜)する南側の1期4・7キロが23(令和5)年内の開通予定。1期の全体事業費は約295億円で、うち工事費が257億6300万円。20年度末までに約205億円を投資している。1期の残工事費61億6500万円の内訳は、改良費が52億5500万円円、舗装費が8億2700万円、付帯施設費が8300万円となる。
06年度に事業化された輪島道路(2期)6・8キロの全体事業費は約335億円で、うち工事費が273億200万円。20年度末までに約134億円を投資している。大型構造物関係では、先行して鹿島・福田JVが施工してきた「鷹ノ巣山2号トンネル」(延長951メートル)が今年3月末に貫通しており、引き続き「鷹ノ巣山1号トンネル」(延長1441メートル、詳細設計・オリエンタルコンサルタンツ)や「猿谷高架橋」(延長約181メートル、詳細設計・東京コンサルタンツ)、「池田川橋」(延長約53メートル、詳細設計・大日本コンサルタント)、「神田川高架橋」(延長約163メートル、詳細設計・大日本コンサルタント)がある(構造物名はいずれも仮称)。
2期の残工事費160億800万円の内訳は、改良費が80億1200万円、橋梁費が19億1700万円、トンネル費が47億8600万円、IC費が1億3300万円、舗装費が6億1000万円、付帯施設費が4億4700万円、雑工費が1億500万円。