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滋賀産業新聞
2021/09/30

【滋賀】米原市 清滝地区処理場の改修

 米原市は、22年(令和4年)4月から公共下水道へ切り替え余剰施設となる見通しの清滝地先の農業集落排水施設について、地元要望に基づき地域で有効利用できる施設への改修を計画している。今年度は改修に係る設計を委託し、22年度(令和4年度)に管理者が既存施設の機能設備を撤去したのち、市が23年度(令和5年度)に改修工事を発注し4〜5ヵ月で施工完了、24年度(令和6年度)から地域へ無償貸与する。
 有効利活用に向け改修を行うのは、公共下水道区域外の清滝地区330名(当初)を対象に合併前の旧山東町が整備し、91年(平成3年)に供用を開始した農業集落排水施設「清滝地区処理場」。約100平方b規模の現施設には管理室・機械室・計量室の3室と機械設備類を備えた管理用建物(RC造平屋建)と、屋外には処理槽が埋設されている。
 同地区については今後工事を経て22年(令和4年)4月1日から米原市の公共下水道に切り替えることが決まっており、農集排施設としての利用を止め余剰施設となる見込みの施設を地域の要望を受け、消防団車両(1台)の車庫や倉庫、地域に関連する展示室、休憩室等として利活用できる施設へと改修することとなった。
 近く委託する改修設計(9月30日開札)では、管理室、機械室等の間取り変更や建物改修、屋外の埋設処理槽の撤去と処分、車用スロープの設置、場内改修―についてそれぞれ実施設計を行い、22年(令和4年)3月15日をメドにまとめる。22年度(令和4年度)の管理者(喜多嘉和・彦根市)による設備類撤去を経て市が23年度(令和5年度)、改修工事を発注・施工する。

提供:滋賀産業新聞