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建通新聞社(神奈川)
2021/09/28

【神奈川】横浜市 深谷通信所跡地、墓園供用は1期

 横浜市は、泉区和泉町〜中田町地内の深谷通信所跡地を活用した公園の整備と墓園の整備に向け準備を進めており、このほど環境影響評価方法書の縦覧を開始した。直径約1`・面積約77fの円形の土地のうち約48fを公園、約12fを公園型墓園とし、外周の約15fを幅員50bの道路として整備する計画。今後5年程度の準備期間を経て工事に着手し、墓園を第1期に整備して供用開始。公園と外周道路は5年スパンの第1〜3期の15年間で順次整備し供用する計画だ。「緑でつながる魅力的な円形空間」を創出する。
 説明会を戸塚区民文化センターと泉区民文化センターで10月8日から開くとともに、1日からはインターネット上で説明動画を公開する。
 約48fの公園は「ふれあいとにぎわいの広場ゾーン」と「スポーツパークゾーン」で構成する。
 広場ゾーンに▽広大な草地の中央広場スペース▽農体験の畑やバーベキュー場など食と農の体験スペース▽お祭り原っぱなど地域の広場スペース―を整備し、スポーツパークゾーンには▽運動広場▽球技場▽陸上トラック付き広場▽野球場・テニスコート―などを配置。野球やサッカーを中心に多くの人が交流するにぎわいゾーンとする。
 墓園を整備するメモリアルゾーンは敷地の西側に配置する。納骨施設は芝生型約1万5000区画と合葬式約3万体。四季の草花の鑑賞や散歩ができる、緑の多い開放的な墓園とする。
 外周道路は車道と歩道、ウォーキング、ジョギング、サイクリングなどを楽しめる、健康づくりにも寄与する道路空間とする。幅員は約50b。環状3号線や環状4号線、県道402号(阿久和鎌倉)との交差部はラウンドアバウトを導入して交通を整理する方向だ。
 公園整備基本検討業務を大日本コンサルタント(横浜市中区)、周辺道路等予備修正設計をオリエンタルコンサルタンツ(横浜市中区)が担当している。提供:建通新聞社