柏原市は、渋滞解消や利便性の向上を目的として西名阪自動車道にスマートインターチェンジ(SIC)の新設を計画している。関係機関の国、大阪府、NEXCO西日本と協議を重ねており、SICの必要性検討業務を大日コンサルタント(大阪市淀川区)に委託した。納期は2022年3月18日まで。
業務では、SICの設置場所の検討と設置効果の検証をはじめ、渋滞解消の検証、ICの形式(ハーフインターまたはフルインター)、設置数などの調査・検討を幅広く行う。
市は、本年度中に必要性検討業務を終えて、22年度に交通量の調査とインターチェンジの開設による利用者予測などの業務を外部委託する見通しだ。
同事業は、国道25号の慢性的な渋滞や地域の利便性向上を目的に計画。市は20年度にSICの設置可否を検討する測量と概略設計を実施し、設置が可能であると確認した。引き続き、調査結果などを基にインターチェンジの設置がもたらす効果などを関係機関に示し、正式な事業化に向けて進捗を図る。
提供:建通新聞社