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日本工業経済新聞社(群馬)
2021/09/24

【群馬】藤岡市が新火葬場の建設基本構想示す

藤岡市は24日、新火葬場建設に向けた基本構想を示した。年内の基本設計業務の委託へ仕様書の作成など準備を進めている。当初予算で委託料2134万円を確保した。今後のスケジュールは2022年度の都市計画決定後、23年度に実施設計業務および用地取得を行い、24年度の工事着手を目指す。既存施設の偕同苑(藤岡770)の解体工事については、新施設供用開始後の25年度に実施する見通し。
新施設は既存施設の第2駐車場から北側、第3駐車場西側に隣接する正方形の畑地3233uに建設する。駐車場として使用するスペースなどを合わせた敷地面積は8815・07u。1976年11月に竣工した既存施設の老朽化や今後の火葬需要の増加が見込まれるため新設する。
新施設は平屋で、床面積1579uを想定。内部には◇エントランスホール(167u)◇納骨室(98u)◇炉前ホール(100u)◇炉機械室(413u)◇制御室(30u)◇休憩室(30u)◇残灰処理室(30u)◇発電機・電気室など機械室(35u)◇倉庫・台車庫(30u)◇事務室(72u)◇便所(24u)◇業者控室(24u)◇通路・階段など(50u)◇待合ホール(223u)◇待合個室(90u)◇便所・給湯室(53u)◇倉庫(9u)◇控室(12u)◇喫茶・売店コーナー(15u)◇多目的室(24u)◇通路・階段など(50u)−を整備する。炉機械室の床面積は、冷却装置や集塵機、触媒装置の設置の有無により変更する可能性もある。火葬炉は4基設置する計画。集塵機はバグフィルターを主要設備とする。式場棟の建設は行わない。
駐車スペースとして94台分を確保。内訳は◇火葬会葬者用車両60台◇身障者用車両4台◇僧侶用車両2台◇従業員用5台◇予備スペース21台◇マイクロバス2台−。
既存施設は火葬棟と式場棟で構成。火葬棟がRC造平屋、床面積487・15u、式場棟はRC造2階建て、延べ床面積527・45uの規模となっている。
2021〜23年の実施計画には、実施設計業務委託料および用地取得費として1億5600万、建設工事費には、工事監理業務委託料と合算した12億4600万円を位置付けている。建設工事および工事監理は、当初計画では23年度に着手する方針だったが、都市計画決定を受けるための手続きなどの必要性が生じたため1年先送りした。