長浜市は、19年度(令和元年度)から6ヵ年計画でスタートし未整備の「3・4・11号大戌亥山階線街路事業」の用地のメドが立った約100b区間について、購入・補償に係る補正予算を9月議会で措置した。順調にいけば22年度(令和4年度)にも当該区域にて初弾工事の発注・着工へと進めたい考えだ。
9月補正予算案には、大戌亥山階線整備事業における宮町地先・宮司町地先の街路用地購入費および物件移転補償費として1億4820万円を計上。予算措置を経て用地取得と補償手続き・物件除却等が順調に進めば、22年度(令和4年度)当初予算に工事に係る事業費を措置し初弾工事を発注・着工、23年度(令和5年度)以降順次、施工可能な区間を進めていきたいとしている。
「大戌亥山階線街路事業」は、市道石田宮司線から市道八条高田線までの主に田園地帯を南北に通る、幅員16b、延長661bの道路新設整備を計画。事業期間は19〜24(令和元〜6)年度。うち組合施行による「室町土地区画整理事業」区域内東側を通る約300b区間は組合が用地を創出し市が道路施工、その他の区間は市が用地取得し道路整備を進める計画だが、いずれの区間もこれまでは未整備。道路の詳細設計は過年度に完了している。
「室町土地区画整理事業」は、室町の田園地帯7・4fを対象に、総事業費11億4100万円を見込む組合による土地区画整理事業。地区東側を南北に縦断する大戌亥山階線のほか、幅6b・総延長2100bの区画道路、2240平方bの街区公園1ヵ所、排水施設―等の整備を計画している。
また、昭和36年に都市計画決定(県決定)された「3・4・11大戌亥山階線」の全体計画は、国道8号バイパス東側を(都)祇園山階東線から(都)下坂浜本庄線まで至る計画幅員16b、路線延長2660bの路線となっている。
提供:滋賀産業新聞