建通新聞社(神奈川)
2021/09/24
【神奈川】南足柄市 岡本系送水管 DB方式でプロポ
南足柄市は、岩原浄水場から岡本配水池までの水道管路の更新(耐震化)を進めるため、官民連携整備手法である設計施工一括方法(DB方式)で事業を実施する。事業者選定に向けた公募型プロポーザルを開始、参加表明書などを10月12〜18日に受け付ける。
応募者は、設計企業と工事企業を含む企業で構成するグループとし、契約締結前にJVを結成する。同一企業による建設企業と設計企業の兼務は可。グループ構成員には南足柄市内に本社・本店があり、南足柄市管工事業協同組合に所属する建設企業を含める。
契約締結後、市と災害協定書を締結している南足柄市建設業協同組合、または同組合に所属する企業の1者以上と下請負契約を締結する。また、資機材などについては可能な限り、市内で製造産出される資機材を使用、または市内企業が販売するものを優先的に使用することを条件とする。
建設企業(代表構成員)は県内に本社・本店、支社・支店、営業所などがあり、水道施設工事の特定建設業の許可を受けていること。市競争入札参加資格者名簿に登録し、経営事項審査の総合評定値「水道施設工事」1100点以上で、過去10年以内に同種または同類工事の元請け実績(JVの場合は出資比率20%以上)があること。
建設企業(市内企業)は土木一式工事、水道施設工事のいずれかの建設業許可、市競争入札参加資格者名簿に登録、南足柄市管工事業協同組合に所属していることなどが条件。設計企業は県内に本社・本店、支社・支店、営業所などがあり、市競争入札参加資格者名簿「上水道及び工業用水道」に登録、過去10年以内に同種または同類業務の元請け実績があることなど。
参加表明書の受け付け後、資格審査やプレゼンテーションを行い、2022年1月に優先交渉権者を選定、2月に契約締結する。事業期間は22年2月〜25年1月を予定、事業者の提案や協議により変更する場合もある。事業費の上限額は2億4500万円(税込み)、最低制限価格は設けない。問い合わせ先は上下水道課浄水施設班。
事業内容は次の通り。
▽新設=開削工(GX形ダクタイル鋳鉄管、管径250_、延長1555b)。橋梁添架(ステンレス鋼管、管径250_、延長85b)。岡本配水池場内配管(管径250_、延長150b)▽撤去=開削工(鋳鉄管、管径250_、延長15b)▽舗装本復旧=県道横断部 提供:建通新聞社