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　国史跡青谷上寺地遺跡公園のエントランス部に建設する「展示ガイダンス施設」（鳥取市青谷町吉川ほか）がいよいよ建築着手される運びになった。県営繕課は22日、施設を重要文化財棟とガイダンス棟に分棟するなど工事６件の設計図書をまとめた。28日に一斉公告し、10月下旬に開札する。
　基本・実施設計は白兎設計事務所・山下設計工房・塚田隆建築研究所ＪＶが担当した。
　重文棟は鉄筋コンクリート造（一部鉄骨造）３階建て１３６７平方�b。国重要文化財に指定された弥生時代の出土品を収蔵、展示する。収蔵室は２層の耐火・耐震構造とし保存環境を確保する。
　また、ガイダンス棟は木造平屋建て６７５平方�b。耐力壁の一部には県産材のＣＬＴ（直交集成板）を採用する。出土した人骨の復顔模型を展示するほか、体験学習室や多目的デッキも整備する。
　発注にあたっては、建築２件と電気、昇降機、消火設備、機械工事に６分割。建築と電気、管工事には「簡易評価型総合評価」を適用する。建築工事は開札日をずらし、10月20日と同22日に設定。そのほかは同20日に入札する。
　ガイダンス施設に次いで、２０２２年度には周辺に整備する高床倉庫やトイレ便益施設に着工。23年秋のプレオープンを目指す。
※10月20日開札
▼重文棟（建築・鉄筋コンクリート造）＝建築一般Ａ級２社ＪＶ（代表者は格付け点数１３１０点以上）４億４３００万円。工期23年１月31日▼ガイダンス施設（機械）＝管工事Ａ級２社ＪＶ（代表者は格付け点数１２１０点以上）２億６３００万円。工期23年３月15日▼ガイダンス施設（昇降機設備）＝機械器具設置工事３９００万円。工期23年１月31日▼ガイダンス施設（ガス消火設備）＝東部・中部区域消防施設工事３３００万円。工期23年１月31日▼ガイダンス施設（電気設備）＝電気工事Ａ級１億４０００万円。工期23年３月15日
※10月22日開札
▼ガイダンス棟（建築・木造）＝建築一般Ａ級２社ＪＶ（代表者は１３１０点以上）３億６３００万円。工期23年１月31日

日刊建設工業新聞