建通新聞社(神奈川)
2021/09/22
【神奈川】横浜市 東寺尾6の古民家保全活用へ
横浜市建築局は、東寺尾6丁目地内にある古民家と農地を歴史公園として整備するため「東寺尾六丁目古民家保全及び耐震補強工事に伴う設計業務」の委託先選定で公募型簡易プロポーザルを行い、建文(東京都中野区)を特定した。横浜市登録歴史的建造物である茅葺きの古民家や庭園を生かした公園づくりを目指す。
設計の対象は木造茅葺2階建て延べ203平方bの主屋と、1937年頃建てられた木造2階建ての納屋、木造の門など。今回の委託業務で耐震補強や復元計画とともに約110平方bの管理棟の増築計画を策定し、2022年度に「基本設計その2」を進める。23年度に実施設計をまとめ、24〜25年度に建物の補強と復元工事を行う計画だ。
所在地は鶴見区東寺尾6ノ19ノ20他の敷地3789平方b。
プロポーザルには3者が参加した。次点は山手総合計画研究所。
公園整備は環境創造局
この古民家と土地を利活用した公園の整備では、環境創造局で公民連携による事業手法の検討を進めている。カフェを運営したり公園の一部を農園エリアとして分区園を整備したりする方向。民間事業者を公募する場合は、公募条件の考え方を示した2回目のサウンディング調査を実施する見通しだ。
古民家エリアに隣接する平屋家屋エリアの面積は約350平方b。駐車場エリアが約330平方bで、斜面緑地部分が約350平方b。
提供:建通新聞社