名古屋市スポーツ市民局は9月17日、北区の名城庭球場へのクラブハウス整備など機能向上について、2024年度までに整備を完了させる方針を明らかにした。9月市会定例会で奥村文悟議員(民主)の質問で回答した。本年度は施設機能向上に向けた調査を実施しており、22年度にも基本設計・実施設計に着手することになりそうだ。
名城庭球場は、アンツーカーコート15面を備える。国際大会や大規模大会を誘致・開催できるだけのコート数がある一方、クラブハウス機能などがないために過去には国際大会の候補地になりながら、誘致に至らなかったこともあるという。
本年度の調査では、名城庭球場と同程度の規模があり、国際大会や大規模大会を開催している国内のテニス施設について、クラブハウスを中心とした施設機能や建設費について類似施設の調査を実施。類似施設調査を踏まえて、名城庭球場に必要な施設機能や、クラブハウスの諸室・規模、施設全体のバリアフリー化検討、概算整備費・工程、基本計画図の作成を行う。また、名城公園の他の施設との関係を踏まえた、公園施設としての機能検討、運営コストを把握する。
場所は北区名城1ノ3ノ3。
施設機能向上調査は柳澤設計事務所(名古屋市北区)が担当。
提供:建通新聞社