吹田市は、老朽化する桃山公園のポテンシャルを引き出すため「桃山公園魅力向上事業」を計画、官民連携による再整備と管理運営を実施する。再整備に当たり公募設置管理制度(Park―PFI)と管理運営に指定管理者制度を活用し、相互連携による相乗効果を図るため両制度の実施者を「桃山公園指定管理者候補者」として一括で公募する。応募書類を土木部公園みどり室で10月21日〜11月4日に受け付ける。
応募資格は、単独法人か複数の法人で構成されるグループであること。吹田市内業者か準市内業者に認定された業者の参加を期待するとしている。
市は同公園の課題として、開設から49年が経過する公園施設の老朽化対応、駅直結の好立地にもかかわらず利用目的や利用者層が限定されていること、都市部の自然に親しめる多世代交流拠点として千里ニュータウン再生に寄与することなどとし、民間事業者のノウハウで魅力の創出につなげたい考え。
提案者には、公園入口広場の改修、駐車場の新設、便所、休憩所、東屋、健康器具系施設の撤去・更新、総合案内板の新設、売店など収益施設を含むパークセンター(ビジターセンター)の新設提案を必須とし、飲食店などの新設提案は任意とする。
11月上旬に応募資格審査結果を通知し、同月下旬の書類審査とプレゼンテーションを経て、12月上旬に選定結果を通知する。
12月から設計に着手し、2022年7月1日に着工する予定。P―PFIの有効期間は工事着手から42年3月31日までを最長とする。設計、工事、施設解体・撤去と原状回復期間を含む。
桃山公園の施設は健康器具6基、健康歩道1基、東屋2基、ベンチ5基、スツール7基、トイレ1カ所。所在地は桃山台2ノ10で敷地面積は6万平方b。1971年に開設した。
提供:建通新聞社