建通新聞社(神奈川)
2021/09/16
【神奈川】県企業庁 寒川学校給食Cの施工者決定
神奈川県企業庁は、「(仮称)寒川学校給食センター整備工事」の施工者選定で一般競争入札を行い、14日、建築工事の施工者を渡辺組・見上工業特定建設工事共同事業体に決めた。落札価格は9億9852万4400円。予定価格は10億6174万6000円、最低制限価格は9億9804万1240円。衛生・空調施設は5億1389万4710円でアソー熱・大貫・東海特定JVが、電気施設は3億9035万8800円で清進・浜川特定JVがそれぞれ落札した。9月に着工し、2023年3月15日の完成を目指す。総事業費は22億5800万円。
寒川学校給食センター整備では▽給食棟・鉄骨造地上3階延べ3508平方b▽設備棟・鉄骨造平屋178平方b▽駐輪場1・鉄骨造平屋12平方b▽駐輪場2・鉄骨造平屋12平方b―を建設する。
給食棟の1階は荷受け室、洗浄室、事務室などを設けた食材のフロア、2階が調理のフロアで下処理室と調理室、さらに調理風景を見学できる通路なども設ける。3階は学びのフロアとして食育実習室や調理実習のためのキッチンスペースを整備する。供用開始は23年9月の予定。中学校での完全給食提供を実現し、将来的に安全・安心でおいしい給食を提供する環境を整える。
寒川町は、19年9月に「寒川町学校給食センター整備基本構想・計画」を策定。県企業庁の「地域振興施設等整備事業」を活用して整備する。企業庁が施設を建設し、完成後に寒川町が取得するスキームだ。
建設地は寒川町宮山4018ほかの敷地4447平方b。
基本・実施設計は、寒川町がプロポーザル方式で選定した長大南関東支店(横浜市中区)が担当した。提供:建通新聞社