加賀市は、老朽化が進む市立東和中学校(動橋町地内)の校舎改築・改修工事について、年内に実施設計をまとめる方向で進めている。
計画によると、1964(昭和39)年に建設された旧校舎の普通特別教室棟(RC造3階建て延べ2928・21平方メートル)を改築する。建設規模はS造3階建て延べ約3000平方メートルを想定。
このほか、普通教室棟(RC造3階建て延べ997平方メートル、81年築)、特別管理棟(RC造3階建て延べ1675平方メートル、87年築)については大規模改修を実施する。仮設校舎(延べ床約2100平方メートル)の建設や旧校舎の解体なども行う。実施設計は山岸建築設計事務所(金沢市)が担当している。
同中学校の耐力度調査では、最も古い旧校舎の普通特別教室棟が文部科学省の基準値より低い数値となっている。この結果を受け、市はこれまで改善に向けた効果的な対策や対応方針などをコスト面も含めて検討してきた。
なお、体育館2棟については、補強済みと新耐震基準であることから改修の対象に含まないという。