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　県総務部資産経営課は、安房地域合同庁舎再整備事業の一環として、鴨川庁舎の再整備事業を実施する。鴨川庁舎と安房保健所の鴨川地域保健センター庁舎を集約する形で、鴨川地域保健センター敷地内に新庁舎を整備する。２０２１〜22年度に基本設計を実施し、22年度に実施設計をまとめ、23年度に既存施設を解体。24〜25年度の２か年で新庁舎を建設し、26年度の供用開始を目指す。総事業費には約15億円を見込む。建物は庁舎がＲＣ造３階建て延べ約１６００�u、車庫倉庫棟がＳ造２階建て延べ約４４０�uの予定。
　基本設計委託費については、６月補正予算において、基本設計・地質調査費として限度額３０００万円の債務負担行為を設定。基本設計は簡易公募型指名競争入札、また地質調査は指名競争入札により、県県土整備部営繕課が第３四半期に発注する予定。このほか、６月補正予算で土壌調査費１５８０万円、既存庁舎解体設計費７６０万円などを措置した。
　解体設計については、営繕課が指名競争入札を８日に開札。６者が参加し、蔵建築事務所（館山市川名６２１―５）が予定価格５９３万円（消費税抜き）に対し５４７万円（同）で落札した。最低制限価格は４６６万円（同）だった。委託期間は22年２月10日まで。
　建築物と外構の解体工事に係る実施設計を行うもので、解体する建築物は鴨川地域保健センター庁舎（ＲＣ造２階建て延べ約９８９�u）、機械室（ＲＣ造平屋建て延べ約39�u）、受電室（ＣＢ造平屋建て延べ約29�u）、車庫（Ｓ造平屋建て延べ約１２８�u）の４棟。
　一方、鴨川庁舎（鴨川市広場８２０）は、ＲＣ造２階建て延べ１１３２�u（１９６５年完成）。安房農業事務所鴨川地域整備課、南部林業事務所、安房土木事務所鴨川出張所が入居している。