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日本工業経済新聞社(群馬)
2021/09/15

【群馬】中部農業が上細井中西部で3工事指名

県中部農業事務所農村整備課は前橋市の上細井中西部地区で、月内に工事3件の指名競争入札を実施する。国道17号の北側、上細井町などのD工区が対象。水田や畑地の整地工、用水路工、排水路工を3分割で指名通知する。これら3件で同事業に盛り込まれた区画整理工は完了。10月以降には道路工などの付帯工事を発注する。2022年度も付帯工事で仕上げを行い、23年度の完了を目指す。
前橋市の上細井町や青柳町で実施している上細井中西部地区は全体で78・7haの区画整理に取り組んでいる。農村漁村地域整備交付金の県営水利施設等整備事業(畑地帯担い手育成型)で実施。これまでにA〜C工区の施工を進めてきた。全体事業費は12億円、うち工事費が6億5800万円となっている。換地を含めて23年度の完了予定。
21年度は事業費7000万円を確保。国道17号上武道路北側、泉野建設(前橋市)や宮下工業(前橋市)、小野里工業(前橋市)、大幸建設(前橋市)が施工したC工区の西側に位置するD工区を対象に工事発注を行う。同工区を1〜3工事に分割。それぞれの数量は◇1工事=水田整地工0・23ha、畑整地工5・45ha、用水路工170m、排水路工610m、道路工540m◇2工事=畑整地工5・09ha、排水路工400m、道路工280m◇3工事=水田整地工1・34ha、畑地工3・33ha、用水路工400m、排水路工320m、道路工160m−。用水路および排水路は幅300o〜500oのコンクリート2次製品で仕上げる。道路工は砂利敷とし、幅員は4〜5m。
工種はいずれも土木一式、それぞれ6カ月の工期を見込む。各工事を同時期に指名通知する方針で準備を進めているところ。設計は藤和航測(前橋市)が手掛けた。
10月以降にはこれまでに区画整理を実施したB・C工区の付帯工事を実施。道路工200mをメインに施工する。指名競争入札で発注する方針。
22〜23年度は、これまでに施工した各工区で、道路工を中心とした付帯工事に取り組む。各工事の発注は、工事規模などを考慮すると指名競争入札が濃厚となる。