9月定例県議会は14日開会し、平井伸治知事が7月豪雨被害を中心とする災害復旧費を盛り込んだ一般会計補正予算案など17議案を提案した。会期は10月11日まで28日間。
補正予算案は152億7300万円で、補正後の一般会計予算総額は3876億4400万円となる。
補正案に計上された7月豪雨と前線停滞に伴う大雨に対する復旧対策は78億9100万円。道路、河川などの公共土木施設をはじめ、農業用施設、ため池、林道など農林業施設の本格的な復旧に取り掛かる。
新型コロナウイルス関連では、感染拡大防止対策に14億9700万円、県内経済の回復に46億9800万円を充てる。これら補正案のうち災害復旧対策費と新型コロナ対策費については先議議案として21日に採決が行われる。
平井知事は提案理由説明で、大雨被害について「本格復旧に事業着手することが急務」と訴えたで「台風9号襲来や秋雨前線の停滞による災害復旧も迅速に進めなくてはならない」と強調した。
今後の議事日程は、代表質問が16日に自民党藤井一博議員、21日には会派民主伊藤保議員がそれぞれ行う。一般質問は24日から6日間。
日刊建設工業新聞