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鹿児島建設新聞
2021/09/14

【鹿児島】県総合体育館基本構想/観客席除き1.2万u以上/最適地は鹿児島市内

 県の第4回総合体育館基本構想検討委員会が13日、鹿児島市の市町村自治会館とWebで各委員を結び開かれた。諸室の規模等を検討したほか、メインとサブのアリーナで5355uを想定。この結果、観客席や廊下、階段等を除くフロアは1万2156u以上になることが分かった。また、立地環境分析を行い、交通アクセス等から鹿児島市内を最適地と承認。次回から具体的な候補地の選定に入ることを確認した。

 これまでの検討状況をコンセプト(たたき台)としてまとめ、メインアリーナはバスケ4面(3726u以上)、サブアリーナはバスケ2面(1564u以上)、柔剣道場は、柔道2面と剣道2面の計4面(841u)、弓道場はそれぞれ近的12人立、遠的6人立とした。 
 諸室の規模は、メイン・サブのアリーナが、器具室(1120u)や更衣室(686u)、会議室(572u)、VIP室(158u)、事務室等(551u)、トレーニング室・多目的室その他(2170u)−などの計5355u。 
 柔剣道場は175u、弓道場の近的が310u、遠的は185uを想定。合計すると、競技(フロア)面積は6131u以上、諸室は6025u程度をたたき台とする。
 メインアリーナの観客数(最大収容人数)は、将来的な国際大会等の誘致を見据えて8000席程度と想定。具体的な数値は整備予定地の決定後、施設のレイアウトや動線を検討する中で、効率的な配置の視点から決める。 
 このほかの機能では、スポーツ科学の研究・提供、情報発信、交流・ネットワーク拠点、健康増進サービスなどを盛り込んだ。 
 立地環境の分析のうち利用者の交通利便性は、本土地域が自家用車、離島は船舶、県外は航空機か新幹線、高速バスの利用が多く、宿泊や商業施設は鹿児島市が最も多いことなどを踏まえ、同市を最適地と承認した。 
 委員からは「他県では1万人規模の施設整備が進んでいる」「別途で調査が進む展示施設等との整合性を図るときが来る」「スケートボードなどの施設も併設を」「駐車場の確保は絶対必要」−などの意見が出た。  


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