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建通新聞社
2021/09/14

【大阪】大阪市水道PFI管路更新 再公募も検討

 大阪市は、市域内に敷設された水道配水管の耐震化に関連する計画・設計・施工を民間事業者に一括して委託するため、2020年10月に公募した水道PFI管路更新事業で、2グループからの応募があり、今年の1〜3月にヒアリングを行ったものの、9月に両グループが辞退したことを明らかにした。今後、辞退の理由について応募者とヒアリングを行い、募集要項の内容を見直し、別の官民連携の事業手法や再公募も含めて検討する。市の担当者は応募者が辞退した理由について、「16年間の契約で事業費の上限を3750億円と設定していたが、少なかったのではないか」と話した。
 同事業は、市の水道配水管と付属設備を耐震管に更新する取り組みで、計画から設計、施工までの一連の業務を民間事業者に委託する。今回の事業期間では、延長1800`以上の更新を求めていた。
 民間事業者の公募アドバイザーにはEY新日本有限責任監査法人、NJS、パスコ、水道技術経営パートナーズなどが入る。

提供:建通新聞社