建設新聞社
2021/09/13
【東北・青森】量研機構六ヶ所研究所が本体棟建屋の基本設計検討を公告
国立研究開発法人・量子科学技術研究開発機構核融合エネルギー研究開発部門六ヶ所核融合研究所は、青森県六ヶ所村に核融合中性子源(A―FNS)施設の新築を計画しており、A―FNS本体棟に係る建屋構造の基本設計検討業務を委託するため一般競争入札で公告した。
郵便入札で行うもので、入札書の提出期限は10月28日12時までとなっており、開札は同日13時30分に実施する。
参加資格は、全省庁統一競争入札参加資格を有する者であることなど。
同機構では、日欧で進めている核融合研究開発の幅広いアプローチ活動の次の段階として、核融合原型炉開発に向けた理工学研究の拠点化を計画し、その中核施設として核融合原型炉開発に必要な先進核融合中性子源(A―FNS)施設の新築を計画している。
計画では、青森県六ケ所村尾駮表舘2の166に設けられた同研究所に隣接する約16・94fの敷地に、A―FNS本体棟として地下3階地上3階建て、長さ約178b、幅約111b、高さ約46bの建屋の整備を想定している。
今回の業務では、そのA―FNSに必要な建屋のうち、核融合中性子源本体棟(A―FNS本体棟)に係る建屋構造に関する基本設計検討を行うもので、A―FNS本体棟建屋の基本設計に資するためにA―FNS本体棟の建屋基本設計計画案の作成、工程計画の作成ならびに概算工事費を算定する。
履行期限は2022年2月28日まで。今後、設計等の完了を待ち着工、25年ごろからの建設開始を目標としている。
提供:建設新聞社