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建通新聞社四国
2021/09/13

【徳島】県 撫養川堤防耐震化で設計4件を四コンに

 徳島県東部県土整備局<徳島>(鳴門・松茂・板野)は、粟津港撫養線・吉永橋付近で撫養川堤防の耐震工事に着手する。設計業務4件(第1〜4分割)をいずれも四国建設コンサルタント(徳島市)に委託した。履行期間は2022年3月10日まで。今後、工事費を確保する。
 堤防耐震化に伴う詳細設計は第2〜4分割の3件。護岸設計となり、延長は第4分割が200b(吉永橋南側右岸と、同左岸で長江地区北端部の2カ所)、第3分割が215b(同橋北側右岸)、第2分割が260b(同橋南側左岸)。いずれも動的地盤変形解析(FLIP)、浸透安全性照査を行う。第4分割では重力式擁壁も設計する。施工場所は鳴門市里浦町粟津〜大津町長江。
 第1分割は左岸堤防の修正設計延長約700bと一部護岸詳細設計(延長50b、40bの2カ所)。施工場所は大津町長江地内で、大里橋の北側。
 撫養川は、鳴門市内を南北に流れる。河口部は粟津港に接し、同川全域が干満差の影響を受けるなど高潮・地震津波の影響を受けやすいことから堤防耐震化を進める。
提供:建通新聞社