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滋賀産業新聞
2021/09/13

【滋賀】淡海土地改良区 高島市今津町日置前・酒波地区の農水施設整備

 淡海土地改良区は、高島市今津町日置前・酒波地区において農業水利施設保全合理化事業として、用水路・排水路・暗渠排水工など長寿命化対策と保全工事の「施設整備計画」及び「概略設計」に取り掛かっている。策定完了は、22年3月末日がメド。今後のスケジュールについては、県営事業として22年度にも採択を目指し、23〜25年度の3ヵ年で設計・工事へと運ぶ考え。
 内容によると、高島市今津町日置前・酒波地区(県北西部)にある中山間地域の水田地帯では、1980年〜86年度に土地改良事業が実施され、生産基盤は整備されているが、現在では施設の老朽化に伴って、用水路からの漏水や暗渠排水の機能不全が著しく見られる。そのため担い手への農地集積・集約化への妨げの一因となっており、計画的な長寿命化対策工事と保全工事の実施が必要となっている。
 また、同地区の施設は整備後35年経過していることから、老朽化が激しく農業経営に支障をきたしている。担い手への農地の集積・集約化、農地の大区画化・汎用化を推進し、生産効率・安全性の向上及び競争力のある「攻めの農業」の実現に資するためにも、老朽化した施設の整備に必要な施設計画の策定を行うことを目的として今回、施設整備計画と概略設計を行い、事業を進めていくこととした。
 概要については、用水路L10・5q・受益面積88・5f、排水路L1・24q、暗渠排水工A25・5fの整備を図る。
 なお、コンサルはキタイ設計(近江八幡市)が担当している。

提供:滋賀産業新聞