尾鷲市は、市内で唯一給食を実施していない尾鷲中学校に対して、尾鷲小学校から給食を配送する方針を固めており、同小学校給食室棟を共同調理場に増築・改修するための設計に11月から取り掛かる。設計者については公募型プロポーザルで選定する。プロポーザルへの参加表明書と企画提案書の受付期限は16日から10月6日まで。
尾鷲小学校給食室は現在、約500食の給食を提供しているが、施設の老朽化対策とともにドライシステムなど衛生管理基準に適した運営が求められている。また、2025年度には矢浜小学校と向井小学校の調理場の統合を想定しているため、今回の共同調理場は、1日当たり約1000食の給食規模に対応できる学校給食センターとして整備することになる。既設棟の規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ1054平方b。
10月20日までにはプロポーザルの最優秀提案者を決める。契約上限金額は1458万1600円(税込み)。業務期間は22年3月10日まで。22年8月から工事に着手し、23年3月の完成を目指す。概算工事費は厨房機器設置費なども含め3億9000万円(税込み)。
提供:
建通新聞社