2025年の大阪・関西万博の開催に向けて、淀川左岸線(2期)事業を「新大阪駅・大阪駅から万博会場までのシャトルバスルート」として26年度末に予定している完成時期を前倒しして整備することが決まった。政府が掲げた「万博に関連するインフラ整備計画」に会場へのアクセス向上に向けた主要事業として盛り込まれており、国の計画に合わせ、大阪市は工事を着実に進める方針だ。今後はインターチェンジ(IC)付近の出入路橋などを発注する予定で、25年の万博開催に合わせ、24年秋ごろに完成するとみられる。
大阪市が本年度にこれから発注する工事では、大淀IC付近で出入路橋等製作架設工事を第3四半期、豊崎IC付近で出路橋製作架設工事を第4四半期に入札する予定だ。
各橋の下部工は「淀川左岸線(2期)トンネル整備工事―3」として、大成・村本・森本・寄神・中央復建特定JVが施工を担当する。
提供:建通新聞社