建通新聞社(神奈川)
2021/09/08
【神奈川】横浜市 東部・南部方面校、事前調査再入札
横浜市教育委員会は9月7日、神奈川区内の東部方面校の建て替えと、戸塚区内の南部方面校建替え・新設に向けた事前調査業務の委託先選定で、一般競争入札を再公告した。入札参加資格は「建築設計」で所在地区分は「市内」の中小企業。入札期間は9月17〜22日、開札は9月22日。選定した設計者とともに建て替えの敷地の検討や複合施設化、ブロックプラン、全体スケジュールなどを検討し、基本設計につなげる。納期は2022年3月。
8月19日に開札した1回目の入札では、参加者の応札価格が最低制限価格を下回り無効となったため、再度公募する。
「東部方面校建替えに係る事前調査業務委託(その3)」は、神奈川区内の小規模校対策を検討する。対象校は明らかにしていないが、市はこれまでに二谷小学校(神奈川区平川町11ノ1)の建替えに伴い、斎藤分小学校(神奈川区斎藤分町34ノ1)との学校統合を含めて検討することを、両校の保護者に説明した。
2校を統合する場合は、二谷小を存続校地として検討する。二谷小は近隣商業地域にあり、容積率が200%で最大約1万5000平方bの建築が可能。
22年度以降建て替えの基本構想を策定し、新しい学校整備は設計に3カ年、工事に3カ年程度の期間を見込むとしている。
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「南部方面校建替え・新設に係る事前調査業務委託(その3)」では、戸塚区内の小学校の児童数急増に伴い、隣接する小学校2校を敷地2万7000平方b内に新設する配置などを検討する。
既存校舎で学校を運営しながら新設校と建て替え校の配置を複数パターン考える。対象校は東戸塚小と舞岡小が推測される。プールや給食室、図書室、グラウンドなどを共用化し、将来的には既存校舎を撤去する方向。複数のパターンのメリット・デメリットを調査し、基本構想の取り掛かりとする。
東戸塚小の所在地は戸塚区吉田町88。提供:建通新聞社