県警察本部は7日、「香取警察署庁舎建設工事設計業務委託」の簡易公募型指名競争入札を公告した。老朽化の著しい香取警察署を現在地で建て替えるもので、建て替えに伴う基本設計と実施設計を委託する。工期は2023年2月28日まで。予定価格、最低制限価格は事後公表。建物規模は庁舎棟がRC造4階建て延べ約3650u。車庫棟がS造2階建て延べ約750u。総事業費に約36億1500万円を見込む。
6月補正予算に基本設計業務委託費8230万円を計上するとともに、実施設計業務委託費に1億8800万円の債務負担行為を設定した。
応募調書資料の受け付けは8〜27日。入札書を11月15〜16日に受け付け、同月17日に開札する。
応募資格要件は、県内に本店を置き、資格者名簿に建築関係建設コンサルタント業務として登載され、配置予定管理技術者が過去10年間にRC造、SRC造またはS造で、1棟の延べ面積1800u以上の建築物の新築・増築・改築に係る実施設計業務において、管理技術者としての経験を有する者であることなど。
新庁舎は、仮設庁舎を整備した上で建設する。仮設庁舎は現地から約1・5q離れた香取市有地に整備する。敷地面積は約2200uを見込み、建物規模は軽S造2階建て延べ約1500uの予定。
21年度に基本設計、22年度に実施設計を行うとともに、移転先となる香取市有地の既存施設を解体後、23年度に仮設庁舎を整備。23〜24年度に既存庁舎の解体工事を実施し、24〜26年度に新庁舎を建設する。
香取警察署の既存庁舎は1975年の竣工。建物規模はRC造3階建て延べ約1582u。建築の元施工は石井工業。