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日本工業経済新聞社(群馬)
2021/09/07

【群馬】南牧村の9月補正予算案

南牧村(長谷川最定村長)は9月補正予算案で、南牧小学校(千原419−1)と南牧中学校(大日向1045)を統合し建設する新校舎および新体育館の設計委託料1200万円を計上、2022年度の債務負担行為に限度額2800万円を設定することを明らかにした。総額4000万円で設計を進める。設計はプロポーザルでの公告を視野に入れている。22年6月までに完了させ、23年度の着工を目標に準備を進める。このほか大千原橋撤去工事費増額、村道維持補修工事費なども盛り込んだ。
小中一体となった新校舎と新体育館は南牧小の敷地に建設する方針。新校舎と体育館は県産材を使用したW造一部RC造またはW造一部S造を想定している。階数や延べ床面積など詳細については検討中。設計委託料には既存校舎や既存体育館の解体設計費も含んでいる。
南牧小、南牧中ともに10年度に耐震化工事を実施したものの、両校ともに建設から40年以上が経過し、老朽化している状況。
既存の南牧小と南牧中の校舎はともにRC造3階建て、各校の延べ床面積は南牧小が2238u、南牧中は1759uとなっている。敷地面積は南牧小が1万455u、南牧中は9603u。
長谷川村長は新校舎について「南牧村の風景に調和した木造を中心に考えている。将来を見据え、環境に配慮した建物にしたい」と話す。
また、補正予算案には大千原橋線橋梁撤去工事費を600万円増額したほか、村道維持補修工事費1550万円、河川改修工事費700万円を計上している。
大千原橋線橋梁撤去工事は今回追加計上した600万円を合わせ総額8200万円で工事を行う。
撤去する大千原橋は橋長29・1m、全幅3・05m(有効幅員2・75m)の単径間RCアーチ橋。橋台2基の形式は不明。
工事は足場を仮設して行う。設計はアイ・ディー・エー(高崎市)が受注した。同橋は1953年に千原地内に架設された。
村道維持補修工事は村道久保線や村道羽沢桧沢線などで行う。
河川改修工事については、砥山沢川の護岸工事などを実施する。
一般会計に7346万3000円を追加し、総額を23億6897万4000円とする。