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建設新聞社(長崎)
2021/09/07

【長崎】県央県南クリーンセンター整備・運営

設計・建設費は300億規模
   事業者選定へ、9月下旬に入札公告

 県央県南クリーンセンターの老朽化に伴う建て替えに関し、諫早市と島原半島3市で構成する県央県南広域環境組合(管理者・大久保潔重諫早市長)は、近く事業者選定に着手。9月下旬にも一般競争入札(総合評価方式)を公告する。PFI法に準じ実施するもので、施設の設計・建設・運営を一括して行う「DBO方式」を採用する。補正で約450億円の債務負担行為を設定。このうち設計・建設費は300億円規模となる見込みだ。

 整備期間は2022年6月から26年3月まで。運営期間は26年4月から46年3月までの20年間となる予定。21年9月下旬に入札を公告。10月上旬に資格審査、11月中旬に入札説明書等に関する質問を受け付ける。22年2月上旬に提案にかかる書類を受付、以降、3月下旬に提案書を審査(ヒアリング実施)、4月上旬に落札者決定後、4月中旬に事業者と基本協定を締結。5月中旬に特定事業契約の仮契約、5月下旬に特定事業契約を結ぶ。建設予定地
 新施設の建設予定地は、諫早市福田町1250番地ほか。現施設の南側隣接地(県央県南クリーンセンターと、のんのこ温水センターの間)で、現在の駐車場も一部予定地に含まれる。敷地面積は約1・8f(うち工場棟が建設可能な平地造成部約1・2f、管理棟・洗車場が位置する土地約0・6f)となる見込みだ。施設規模は1日あたり287d(95・7d/24時間×3炉)。
 民間事業者が行う設計・建設に関する業務は▽施設の設計・建設工事▽組合が提示する測量等調査結果以外に必要となる調査▽交付金申請手続きの支援―など。組合が実施する設計・建設に関する業務は▽生活環境影響調査▽敷地造成工事▽建設にかかる各種手続き▽交付金申請手続き▽設計・施工に関する施工監理―など。
 また、下請人等の地元企業への配慮についても明記。▽下請人等を選定する際は、建設業法に規定する主たる営業所(本社・本店)を構成市内に有する者を優先し選定するよう努めること▽ただし、工事の性質等により地元企業に発注することが適当でない場合は、構成市内に営業所を有する業者を優先し選定するよう努めること▽資機材等の調達・納品等においても同様とする―としている。
ksrogo